イロナ・トコディ Ilona Tokody

ハンガリー出身の名ソプラノ。1979年ウィーン国立歌劇場にデビュー後、幾度となくリリコ・スピントの役柄で出演。ロンドンには1984年、ホセ・カレーラスの相手役でミミ(「ラ・ボエーム」)にてデビュー。ドイツではミュンヘン、バイエルン国立歌劇場で「ラ・ボエーム」(ジュゼッペ・パタネ指揮)に出演。ベルリン・ドイツ・オペラには「アイーダ」でデビュー(ゲッツ・フリードリッヒ演出)。その後、「シモン・ボッカネグラ」、「オテロ」(ドミンゴの相手役)に出演。ベルリン国立歌劇場では「マダム・バタフライ」(ジャン・ピエール・ポネル演出)、ハンブルク国立歌劇場では「ドン・カルロ」、「ラ・ボエーム」に出演。メトロポリタン歌劇場にはネッダ(「道化師」フランコ・ゼッフィレッリ演出)、ブエノスアイレスのテアトロ・コロンには、第100回目のミミ役でパヴァロッティとの共演でデビュー。後、ウィーン国立歌劇場に再び登場し、「シモン・ボッカネグラ」(クラウディオ・アバド指揮)、「マノン・レスコー」(オットー・シェンク演出)に出演。近年はマドリッドのサルスエラ歌劇場にデズデモーナ役(「オテロ」)でドミンゴと共演し、スペイン国王夫妻より祝福された。カレーラス、ドミンゴ、パヴァロッティ(3大テノール)及び当代随一のバリトン、ファン・ポンスと共演した数少ないソプラノの一人で、’90年代を代表する名プリマ・ドンナとして非常に高く評価された。内省的な表現は得意であり、多くのファンを魅了、1997年にはハンガリー(ブダペスト)国立歌劇場「宮廷歌手」の称号を史上最年少で授与された。来日公演のライヴCDは斎藤雅広の絶妙なピアノ伴奏とともに絶賛され、世界中でリリースされている。
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by masanotomo | 2001-09-01 01:01 | 1991年